子供のむずむず病はなかなか見抜けない!原因と対策
むずむず病は、主に脚や手などに違和感があり、常に動かしていないと気持ち悪くて仕方がないといった感じの病気です。
足の裏やふくらはぎ、酷いときには腕や背中までむずむずするような、虫が這っているかのような、異常な感覚があってともすれば睡眠不足に陥ってしまうほど、不快な症状を伴う病気です。
中高年の女性に発症しやすいといわれています。
むずむず病は子供でも発症する・・・?
問題なのは、こどものむずむず病は見つけにくいこと!
子供の場合、大人ほど語彙がないので、脚に感じる違和感をうまく表現できない場合が多い上に、人が感じる感覚って経験からくる感情などとは違い、絶対に共有できないものなので、周りの大人が理解してあげることが難しいのです。
大人でしたら「虫が這っているみたい」とか「かゆいようなチクチクするような」など、様々な表現ができますが、こどもの場合は「変な感じがする」とか「脚がかゆい」という言い方で多くの場合表現されるので、一般的なかゆみと混同されやすいようです。
また、痛みがでる場合もあるようですが、それが関節に起こったりすると成長時痛と間違われるケースもあるようです。
また、動き回っていれば脚の不快感は消えるため、常に動き回っていることから落ち着きのない子と見られ、注意欠陥多動症候群と間違われやすいようです。
なぜ子供でも起こる?
むずむず病にはいくつかの原因が考えられていますが、今のところ絶対の原因というものはわかっていません。
大人の場合、鉄分不足が原因として考えられているようですが、子供の場合は鉄分が足りていてもむずむず病を発症するケースがあるようです。
現在のところ可能性としてあげられている原因として2つが考えられます。
2については、両親のどちらかがむずむず病を発症していると、その子供にもむずむず病を発症するといわれています。
子供の場合、大きな病気であっても、それをうまく表現する術を知らないがために、大人が気が付いてあげられないケースがあります。
周囲の大人、特に両親が何とかして気が付き、神経内科などの病院を受診させてあげられるようになってほしいですね。