むずむず病の治療って具体的に何をするの?【生活習慣から】

むずむず病の治療って具体的に何をするの?【生活習慣から】

むずむず病の原因

繰り返しになりますが、むずむず病の原因はいまだにきちんと特定されていませんが、いくつかの原因が挙げられます。
まず、中枢神経での鉄不足や末梢神経系の異常、さらには脳の中でドーパミンという神経伝達物質があるのですが、その機能が低下している、遺伝的要素、などが考えられています。
ドーパミンとは、栄養素チロシン由来のドーパから合成されていて、このドーパミンをつくる段階で作用する酵素に鉄分が必要だといわれています。
通常、肝臓や脾臓などに鉄分の貯蔵があるのですが、それらが枯渇してしまうと外から摂取するしかありません。

 

その他の原因として、鉄欠乏性貧血や糖尿病、パーキンソン病や慢性腎不全、さらには静脈留などのような病気についで二次的に発生す場合もあります。
その他、コラーゲン線維がダメージを受ける膠原病の中の慢性関節リウマチにも合併することがあります。

 

治療法には、主に二通りがあります。

 

むずむず病の治療法

生活習慣を見直そう

一つ目は、生活習慣での工夫です。
食事をバランスよく取り、鉄やシロチンなどの栄養素をきちんと補給すること。
また、鉄分を壊すような刺激のあるものを口にしないことです。
たとえばコーヒー、タバコ、アルコールなどです。
さらに緑茶などに含まれるタンニンも鉄の吸収率を妨げるので、食事前後にはあまり飲まないように心掛けましょう。

 

また、運動していれば症状が軽くなるのがこの病気の特徴なので、寝る前に少し歩くことも良いでしょう。
その他には、脚や腕がむずむずすることがこの病気の特徴なので、その部分をお湯や水につけるなどすることです。
人によって温めたほうがよい人、冷たい水のほうが症状が軽くなりやすい人といますので、どちらかをお試しください。

 

医学的な治療方法は?

また、医学的な治療法もあります。
今は、治療薬も数種類あるようです。
ドーパミンのが作用する部分、大脳皮質というところにある線条体という部分にあるドーパミン受容体というところを刺激するお薬です。
ドーパミンの作用が低下することでむずむず病が起こるといわれているので、この薬が効果を発揮しています。